日曜日は雨で、少年野球が中止だった。
野球は天候に左右されるスポーツだから、雨が降ったら中止なのは仕方がない。
雨よやめ!と、天に唾を吐きかけても、自分に返ってくるという虚しさしか残りはしない。
雨降りはどうしようもないので、気持ちを切り替えて、休日をどう楽しむかという事を考えるようにした。
頭はすっかりと少年野球モードだったので、どうしようかと考える朝の8時。
バッティングセンターしか、思いつかないという発想力の無さ。
子ども達に聞いてみると、どうも反応がイマイチ。
ここでバッセンを強要しても無意味なので、完全なるオフにすることにした。
基礎練習をいくつかやりたかった・・・。
という、本音は全て封印。
ひとりでバッセンに行こうか、悩んだのだけど。
今日という日を遊んで棒にする、という選択をした僕は、なかなかのチャレンジャーだ。
自分で自分を褒めてあげたい。
結果、あつまれどうぶつの森をやり、競馬予想をしたり、マンガを読んだり、本を読んだりして過ごした。
夕方にお風呂に入る前に、腕立てをしてみた。
子ども達も真似してキャーキャーとやりだす。
息子は最初、コツを掴めずに腕立て伏せができなかった。
すこし教えると、5回くらいはできた。
低学年は筋トレよりも俊敏性の獲得がしやすい世代ではある。でも、全くやらないよりはやっておいた方が良い。
1日10回、腕立て腹筋背筋を続けると、1年で3650回になるよ、と伝えると、息子の目の奥が光った気がした。
あくまで、光った気がした。
腕立てや腹筋、背筋なんて原始的なトレーニングだと思う。
でも、少ない数でも毎日続ける事ができるという習慣づくりが、今の時期は大切なのだと思う。
辛いを続けるのは、辛い。
楽しいを続けるのは、楽しい。
お風呂での握力練習は、何の苦もなく習慣化した息子のことだから、腕立ても習慣にできる気がする。
親にも習慣がある。
それを見て、少しでも「当たり前な文化」が作れたら、きっと良い蓄積になる。
そんな未来に期待したい。