本日も少年野球は休みだ。
理由は、市内施設が自粛のため使用禁止となっているからだ。
息子と2人で自主練しようかとも思ったのだけど、野球を観に行こうと誘ってみた。
僕が所属する会社の野球部の試合があった。
大人の野球を、野球を少し経験している息子に見せたらどんな反応になるのか、少し興味が湧いた。
息子は観てみたいと言った。
娘も、一緒に行きたいと言った。
家族で野球観戦することとなった。
雨がパラついた中での一戦は、我が野球部が終始リードして進んだ。
能力値をみると、相手チームに数人、明らかに上手い選手がいた。
しかし野球とは不思議なものだ。
技術のある選手にボールが飛ばないと守備機会はないし、打席はひとり3から4打席しかまわってこない。
そして、投手の出来で勝敗が左右される。
野球はミスのスポーツだ。
ミスが少ない方が勝ちやすい。
最終回、5点差で勝っていたのだけど、泥臭い形で連続出塁をゆるしてノーアウトランナー一、二塁。センター前ヒットで1点。レフト前ヒットで2点目。
次のバッターがバットの先っぽに当てて、ボールはおかしな横回転スピン。
サード、ショートのグラブを弾くほどの横スピンボールでレフトに抜けていく。更に1点。
2点差でノーアウトランナー、1、2塁。
あれよあれよと追い上げられている。
点差は2点となった。
プレッシャーのかかる場面と言える。
しかし、これはピンチではない。
マウンドに集まって一旦落ち着きを取り戻し、ゲーム再開。
サードゴロゲッツー崩れで、ワンナウト1、3塁。
ショートフライで2アウト。
最後のバッター、ショートゴロでセカンドフォースアウト、試合終了。
先発完投した後輩が、以前に比べて格段に制球が良くなっていた。四球を出さないし、落ちるカーブとスライダー、真っ直ぐの出し入れが有効だった。そして、崩れない。
追い上げられつつ、結果我がチームが勝利した。
片方のチームに肩入れするほど、没入感がある。そして、ランナーを背負った場面でのヒリつきは、実はプレーするよりも観ている方がハラハラするものだ。
そういう場面を切り抜けられるのは、経験も大きいかなと思う。
少しでも、子供も参考になるといいなと思う。