どうもどうも。
低糖質を意識した生活を始めたユウキノスケイ(@yuukinosuke24)です。
#休日は飲みたい
我が家の息子は、朝が早い。
我が家で一番早く「行ってきまーす」と元気に出発していく。
この寒い時期なので、学校に行くときには上着を着ていく。息子は、去年妻が買ったモンベルのジャンパーを着ている。
鮮やかな傾向柄のイエローで、軽くて暖かそうだ。なかなか似合っているし、遠目で見てもわかりやすい。
そして値段で言うと、僕の上着より高い。
父親の着てる服が一番安いって、世の中では「あるある」な話しだとは思うが、我が家も恐らくそうだろう。
僕の帰宅が遅くなったある日のこと。玄関を開け、ただいまーと言いながら部屋に入ると、何やら家の空気がいつもと少し違う。
話を聞くと、息子がジャンパーを着ないで帰ってきたらしい。
この寒い日に?
なぜなのか聴いてみると、大体こんな話だ。
・下校の時に、黄色いジャンパーだからバナナと言われた。
・今日だけじゃなくて、ここしばらく、毎日のように言われる。
・今日は4人で帰ったのだけど、帰り道に3人に言われて嫌になった。
・もう言われたくなくて、ランドセルに詰めて隠して帰った。
・黄色いジャンパーがランドセルからはみ出してて、またそれをからかわれた。
・バカにされてるみたいで、もうバナナって言われたくない。
ほー、なるほど。
妻は黄色いジャンパー買った私のせいなのかな、なんて顔して切なそう。
僕としては、バナナなんて陽気で暖かそうで良いじゃないかと思う。
黄色も幸運の色だから、明るくなって良い事づくめな気分なんだけど。
他者からの指摘が、色の印象やモノの価値、そして家庭の雰囲気まで、こんなにも変えてしまう。小さい子どもが悪意なく言ったことが、人にこんなにも影響を与える。
良くも悪くも、凄いなと思う。
そして、僕にとってはどうって事ないことだけど、子供にとっては深刻なことなのだ。
いちおう親ですから、子どもの言葉を聞く事にした。
その子たちとは普段から仲は良い。
一緒に居たくないわけではない。
言い出した子が原因だけど、その子とも仲は良い。
バナナと言われなければ、一緒に帰りたい。
バナナと言われるなら、帰りたくない。
やめてと言ってもやめてくれない。
そうですかそうですか。
息子が自分の言葉で話した悩みはこんなところ。
そこで質問してみた。
僕:やめてって言ってもやめてくれなかったの?
息子:そう。
僕:息子が傷ついてるって、相手は感じてるのかな?
息子:思ってないと思う。
僕:言っている相手は、息子を本気でいじめたいと思っているのかな?
息子:違うと思う
僕:どうして違うと思うの?
息子:本気で僕を苦しめるような子じゃないから。
僕:だったらその子に聞いてみたら?
息子:何を?
僕:僕(息子)は、言われてすごく傷ついてるって。だからやめて欲しいって。自分の思ってる事を伝えるんだよ。相手も友達を傷つけたいって思ってやってないと思うけど、どうかな。
息子:そうだね。それで、傷ついても構わないだったら?
僕:しばらく一緒に帰らないとかするかな。そう言われたらどう思う?
息子:そうだね。そんな事言われないと思うけど。
僕:そうだな。ちゃんと言えるね?
息子:うん!
果たして、このやりとりがどういう展開になるのか。とても楽しみです。
自らの内側から出た言葉で自ら対策を考え、実践を促す。
そのアシストのために聞き役に徹する。
珍しく、上手くできた気がする。
仕事モードだと、つい聞いたら答えを返してしまう。それで妻には「答え求めてない」と言われてしまう。それを考えると、僕の聴き力は多少アップしたのではないだろうか。
とにかく、自信持っていこう!
やれば、できる!
夢は、かなう!
という、ティモンディ高岸的なノリで我が家は盛り上がったのであった。
そして、就寝。
息子:おとうさん
僕:なに?
息子:明日、何を言うんだっけ?
息子よ、言うほど気にしてないのではw
内面からかがやく人であって下さい。
では、そういう事で。