どうもどうも。
週末の金曜日、ちょっと帰りが遅かったんですよね。
お風呂入って、夕飯食べて、ワンオペ育児の妻と、既に布団に入った子供たちの寝かしつけに追いつきまして。
子どもが寝静まったのち、レンタルしてたこの映画を観ました。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
これもまた、事前情報なしで借りました。
どんだけ映画の情報を持ってないんだコイツは、と。
家にテレビないんちゃうかコイツは、と。
そうです、チューナーなんていりません。
朝起きて寝るまでに、テレビと接しませんもの。再生機があればじゅうぶんです。
地上波が映らないのと映画知識無いのは、ほぼ関係ないんだなけどもね。ただアンテナ張ってないだけ。だから地上波映らないのかな・・・
アンテナ違いやないかい!
と、まあ。
このような、ちょっとヘンな関西弁を使う、福士蒼汰さん演じる「ヤマモト」と、ブラック企業の営業職、工藤阿須加さん演じる「青山」の2人を中心に展開していく話です。
愛工大名電のエースで、大きく曲がるカーブを武器に数々の記録を打ち立てた大投手です。
監督としてもソフトバンクホークスを常勝軍団にするなど、その手腕は凄いの一言。
いや、これはだいぶ違う。
西武の工藤は、若い世代には伝わらない。
なんでやねん。そことちゃうわ。
公康じゃなくて、阿須加の映画の話。
今更そこかよ!
あまちゃんは社会現象でしたからね。
僕に俳優語らせると、ある意味ヤバいな。
引き出しが無さすぎて、ある種の芸術の域。
で、本編をイッキに観ましたよ。
人生、なんか前向きになりたいなって思ってる方は観た方がいい、お勧めできます。
で、営業職の方は観ない方がいいかなと思います。テンションおかしくなるので。
営業職って、昔はブラックもブラック、どうやって表現しても黒い色の職業でしたからね。
まさに今日、遅く帰った僕がジャストだったのかもしれません。
今は様々な働き方の変換は起きて、以前に比べて大分働き易くはなってますけどね。
ノルマと言わず、目標値とか。
営業手当という名のサービス残業容認項目を見直しかけたりとか。
体調不良や忌引き以外でも有給使えたりとか。
直行直帰やモバイルワークをどんどん推進したりとか。
大分、ブラックカラーが薄まった気がする。
僕が営業職という立場にあるからだとは思いますが、幾つかエグい感じを受けました。
吉田鋼太郎演じる部長が凄いんですわ。
リアルに、典型的なブラック企業を劇中で表現するんだ!という意気をすごく感じましたよ。
今時、こんな会社はないとは思いますよ。
だがしかし、このなんというか、胃が締めつけられるような、過去を現在に持ってきたようなリアリティ満載に感じる臨場感。
もうね、青山(工藤阿須加)に感情移入しまくりですよ。
まあ、リアル僕なら上司に歯向かいますけども、青山の心理状態に移入しちゃってますから、大分しんどくなった。
これが、営業職の方は観ない方が良いと思う理由です。
エンディング終わっても、残念ながら爽快感は薄かった。
むしろ、劇中の企業体質についての改善すべき事柄や、どう意識改革が必要なのかなどなどが頭の中を回るのと同時に、締めつけられた胃のせいなのか、身体が起きてしまって寝付けない。
面白いんですけどもね。
これだけ観るなといいながらも、家族や友達の大切さに気付いたり、自分の人生の視野や選択肢を、力を抜いて見渡そうという感触を得られる作品だなぁ、とも思いました。
色んな意味で、感想を書かずにはいられない、印象深い映画でした。
とりあえず青山、その会社は辞めてよし!
では、そういう事で。