季節が過ぎるのは、ゆっくりなようでもあるし、あっという間とも言える。
10月ともなると、2022年もそろそろ終わりに近づいていると感じるべきなのだろう。
しかし、そんな実感は未だない。
少年野球においては、6年生の引退が近づいている。
大会の数もあとわずか。
そう思うとあっという間だ。
でも、終わる実感がない。
息子はまだ4年生とはいえ、来春は5年生。
野球を始めて、1年半が経過した。
本人のやる気というものが、成長曲線に影響を与える。
わたしは、今までどうやったら子ども達が「やる気」になるのかを考えていたのだけど、それは何か違うかもしれない。
やる気ではなく、「その気」にさせるほうが大事かもしれない。
新チームに向けて、足りないものをどうやって埋めようか考えてしまった。
足りないと思うと、足りないものだらけになってしまう。
いま必要なのは、その気にさせる事だ。
トーナメントを勝ち上がったら、楽しいぞというその気を起こさせる。
こんなプレーできたら、カッコいいぞという「その気」にさせる。
まだまとまり切らないけれど、意欲的にやって行くための工夫は、指導者の責務だ。
息子は、その気になってきている。
チームを引っ張る存在になれるよ、と言ってあげたら、その気になった。
ホームラン打てると言うと、その気になった。
成長したら良い選手になると言うと、その気になった。
言葉で良い影響を与える。その気になる。
ウソではなく、誇張でもなく、可能性あることはちゃんと自信を持って伝えてあげる。
その気になるように、意識して接したい。