有給を取って、妻とショッピングに行った。
最近の休日、土日はほとんど少年野球なので、ショッピングにお付き合いすることはできていない。
女性は洋服が凄く好きだと思う。
男性でも好きな方は多くいるのだろうけど、概ね女性の方が優勢だとみている。
妻もショッピングが好きだ。
僕は、スティーブ・ジョブズ派だ。
アインシュタイン派と言った方が良いのかもしれないけど、スティーブ・ジョブズ派、バラクオバマ派なんていうのが今風な気がする。
同じ服で特に問題なく、そこにパワーかけるよりほかに・・・という思考だ。
というのは、僕においては後付けの建前論である。
幼少期からジャージが楽でそれで育ち、休日はいつものユニフォームに袖を通す。
そんな生活していたら、同じ服で何も困らないな、と思うようになっていた。
偉そーな事をいいながら、所詮は僕が言う事なのである。
要は面倒くさがりなわけだ。
そのおかげで、僕の洋服センスは皆無と言って有り余るほどだ。
本当に服のセンスがない。
アーノルドパーマーに目覚めた時期もあったけど、今はもう、昔の話だ。
パーマー イズ デッド。
そこから、再び自分の服への興味が薄れている。
妻の話に戻ると、好みの服を物色して、試着室でアレコレと着回す。その感想を僕が(センスのない僕が!)伝えたり、待ってる間に店員さんに今の流行りを聞いたりする。
聞いてもわからないけど、とりあえず聞く。
この年でようやく、そんな時間をゆとり持って楽しめるようになった。
ファッションバイヤーのMBさんという方がいるのだけど、彼が言うには「良い商品は着せたら勝ち」だそうだ。
僕がそれを聞いて、確かに!と思った。
良い商品は価格もそれなりなのだけど、着てしまったら手放せなくなる。
手に取ると、良いものはわかるはずなのだ。
妻が試着中に、店員さんに「これはオススメという、強い服ありますか?」と聞いたら、結構真剣に考えてくれた。
妻はパンツを買う気で来ていたのだけど、スカートも何着か試着していた。
試着したアイテムの傾向を把握しつつ、店員さんは妻の選んだ数種類を肯定しながら、2つのスカートを持ってきてくれた。
妻はそれも試着して、最終的に店員さんが持ってきてくれたスカートを買った。
僕も、そのスカートが良いなと思った。
やはり、プロは違うなと思う。
僕が服のセンスどうこうは言えないけど、強いて言うなら試着室の前にはイスは必須だと思っている。
そうでないと、待っていられないからだ。
このお店は良かったのだけど、この後にもショップを巡った。
試着室の前にイスが無いお店は、僕の心が乱れる。
早く出たくて仕方がないのだ。
立って、待っているのがまあまあツラい。
着るとなると3から5着は着るわけで、そこを越えて、さらに店員さんのプレゼンを聞こうという気が、外野には起きてはこない。
荷物もまあまあ重いわけだし。
座ってくつろいで、あわよくばコーヒーの一杯でも出てくるのであれば、多分あと30分くらい試着して欲しい、という気になるのだろう。
最終的に、僕も服を買ってもらった。
即決がウリなので、所要時間10分。
しかも、妻チョイスの服という安定感。
そろそろ、背広とワイシャツが欲しいな。
作業着の部類なんですけども。