野球において、何を重視していますか？
この曖昧な質問に対する答えは、ものすごく多いと思う。
どの面で野球というものを捉えているのか。
どの世代の野球を表現するのか。
僕の答えは試合における「守備力」だ。
特に少年野球で褒めるべきは、目に見えるプレーな加えて、目に見えないファインプレーを重視してあげるべきだと思う。
守備力はゴールがない。
どこまで鍛えても、エラーは起こる。
捕って、投げて、グラブに収まるまでがワンプレー。
記録上失策にならなくとも、目に見えない失策は星の数ほどあり、目に見えないファインプレーも星の数ほどある。
エラーに備えてカバーする選手たちや、次のプレーを予測する動き。
当然、打球への反応、捕ってから投げるまでのスピード、送球の正確さ。
これらは全て大切だ。
守備がザルだと、確実に負ける。
野球は確率のスポーツだとしたら、攻撃は勝率、守備は敗戦率に影響すると思う。
守備力は負ける確率を極限まで下げることができる。守備とは野球知識に直結している。
野球は１点でも多く取った方の勝ちだ。
ボールはグラウンドに１つしかない。
ボールを見つめる観客になるのか、ボールの動きを予想して動くプレイヤーになるのかは、自分次第だと思う。
これが理解できて、初めて野球が成立する。
だから、僕は守備力を重視したい。
質問が変わって、少年野球で、何が重要ですか？というものであれば、全く答えは変わるけども。
野球は奥が深いからこそ、楽しいと思う。
