新年に、前澤友作氏のお年玉企画がTwitterで展開されていた。
どうやら、前澤氏はベーシックインカムを自分の財を用いて市場で試験してみるということのようである。
ベーシックインカムとは所得や性別は一切考えずに毎月一定額支給する制度ですが、日本語に変換すると、最低所得保障となるようである。
ベーシックインカムを日本にも、という話がホットワードとなりつつある。簡単に言えば、賛成と反対に分かれているから議論が起きている。これについてここで議論するつもりはない。ただ単純に、僕は賛成なのである。
で、前澤友作氏のツイートはこちら
皆さん、想像してみてください!
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2020年1月2日
『仮に、毎月8万3千円(年間約100万円)があなたに無条件で政府から支給されたら、あなたの暮らしや仕事はどうなりそうですか?』
ずばり #前澤お年玉 で僕が実験したいことは「ベーシックインカム、前澤個人でやってみた」です。(つづく)
#前澤お年玉
合わせて、下記の記事もリンクとして貼られていた。
アメリカカリフォルニア州で市から毎月5万4000円を生活に困窮する人に配り続けると何が起こるのか、という実験とその効果の記事である。
プロジェクトのネーミングがSEEDとは、いかにも未来に向かって撒いた種子が芽を出し花となる様が浮かびそうな名称である。こういったネーミングセンス、僕も欲しいなと常々思うところである。
このプロジェクトにおいて、僕が感じた事は3つあります
1.毎月支給を受けている人々について、不満を述べている人は1人も居ないと思われること
2.回答者の多くはお金のおかげで「時間」を得る事に価値を見出したこと
3.キャリアアップや家族、生活にお金を使い、生活の質の向上に目が行っていること
とても参考になる結果だと思う。
さて、前澤友作氏のお年玉企画についてである。僕は昨年に引き続き、それは友人からLINEが来たら開いて返信するかのように、当然のようにリツイートとイイね!を押したのであった。100万円、欲しいのである。
しかしながら、この100万円と言う金額について、分割して今年1年間で使う、つまりは12ヶ月分として運用していく、ということは、お中元やお歳暮を毎月贈らないように、全く発想しなかったのである。
このお年玉企画の意図はベーシックインカムに端を発している訳だが、SEEDとの違いは一括で支払われるということである。
僕はこのお年玉企画、ベーシックインカムの一環として捉えることとし、100万円の使い道ではなく、月8万3000円の使い道として再度考えたのである。それこそ貰った、振り込まれたつもりである。
僕は次の事を実行するのである。
【自分】英会話のリアルレッスン受講
→交通費を使ってweb以外のレッスン参加
【妻】働き方についての検討期間
→ライスではなくライフワークを探す
→起業も可
【息子】図鑑の毎月購入、お金の使い方
→好奇心に合わせた欲しい知識を得る
→月額を決めて何かに投資してもらう
【娘】水泳教室、体操教室の開始
→ピアノ以外に更にやりたいことをやる
【家族】年1回の旅行を2回にする
→ご褒美の増加
100万円で何が出来るのか?については、何でもできる反面、何もできないということもある。少なくとも、僕は大分色々な事が出来るという事がよく分かったのである。
多分100万円を急に貰ったとしたら、これは100万円ではなく、1000万円だったとしても、僕の選択肢は、極論を言うと1か0かという思考であった。今まで売れてなかった芸人さんが大ブレークして手に入れたお金を散財し、売れなくなった時にふと気づくと全く手元にお金も何も残っていない、かのように、それを中長期的な投資としての資源、という意味合いも履き違えていたのだが、いい意味で軌道修正されたと思うのである。
それが分かっただけでも、前澤友作氏には感謝したいと思うのであった。
リンク記事の最後に、こんな事が書いてあります。
【Economic Security ProjecのNatalie Fosterさんは「大きな問題の解決策はスピーチから生まれるのではなく、何が可能なのかを示し、提唱し、再構築することから生まれます」としてこのプロジェクトの重要さを強調しました。】
まさに、そうなのである。提唱された事で、何が可能なのか各々が考え、ともすれば自分の思いややりたいことは、支援なく実行できてしまうのである。
良い一年になりそうなのである。