どうもどうも。
3000文字チャレンジは古株なのか古参なのか、歴だけは長いけど中身は初心者。
ラジオで名前呼ばれると喜んじゃうユウキノスケイです。#結構嬉しい
3000文字チャレンジ、105回目のお題は「アジフライ」ということで。
中の人なかのさんのラジオも久々に聴いた事だし、テンションアゲアゲで行きます。
#風邪治りかけ
僕は小さな頃から、あるひとつの事にずっと疑問を抱いている。今「疑問」に思う事は、調べればほぼ大概のこと、特に未来予測などと言う大それた事でない限りは、すぐに答えがわかる。そんな時代である。
スマートフォンひとつあれば直ぐにでも欲しいものが手に入ると言われている、この情報化社会。
既成の事実、過去の出来事、解明された数式などは、概ね即答で返ってくる。
これは果たして良い事なのか、どうなのか。
いや待て。今はこのことについての良し悪し、善悪、正誤を議論したいわけではない。
進化にはメリットとデメリットがある。それは環境が変わる上では必ず起こる事だ。
順応するか、しないか。肯定するか、しないか。進むか、留まるか。なのだと思う。
そうした場合、僕が小さな頃からずっと疑問に思っていたこと。それを疑問と思っていたのに、全く解決せずここまできたこと。そして、未だにそれを調べようともしないということ。
これは正に、僕の生活や経済活動に支障のない疑問に他ならない。
調べなくても、問題がないのである。
例えばそれは、スマートフォンの心臓部である基板が何の素材が何で出来ているのか、僕は知らない。何故ならその名称を知らなくても、僕はスマートフォンを活用して生活できるのだ。
スマートフォンはつい10年ほど前に現れた、比較的最近のツールである。対して僕の疑問はもっと昔からである。
つまりこれは、進化していないのである。いや、進化し切っているのかも知れない。進化の余地はあるのかもしれないが、少なくともこの先、大幅な進化は無いのかもしれない。もしくは進化の螺旋から外れてしまっているのかもしれない。だからこそ、疑問が疑問のままでここまできてしまった。
しかし、今回でその疑問を解決しなければならない。何故なら、いまここに自分自身が問題として提起したからである。
もはや「まあいいや」では済まされない事として、ここに、その疑問をさらけ出したい。
いきますよ?いいですか?
よーい・・・ドン!で、行くんですよ?
#といって前に出た小学校時代
はい、これです。
何故、アジフライは「フライ」なのに、トンカツは「カツ」なのか。
うーん、不思議だ。
小麦粉、卵、パン粉、揚げる。
この一連の動作は全く同一であるのに、完成品となった場合に呼称が変わる。
アジカツでもなく、トンフライでもない。
アジフライにトンカツなのである。
迷宮入りとはこのことである。
エビフライも「フライ」である。帆立もホタテフライ。鮭フライにカキフライ、イカフライにカジキフライなんてのもある。
海産物はフライだらけ、いや、フライ一択だ。
アイキャンフライは違うよ。
#話の腰を折るな
じゃあ、トンカツは?ということで。
鳥はチキンカツ、牛はビーフカツレツ。豚がトンカツという事なんだけども。更には、トンカツにはヒレとロースが存在する。チキンカツはモモとムネがあるのに、チキンモモカツとか言わないんですよ。
でもトンカツは、ヒレカツ、ロースカツと言うし、基本はトンカツ=ロースカツなのです。
こうなると味噌カツは?なぜ味噌トンカツって言わないの?「味噌チキンカツ」は言うのに、味噌カツは、味噌カツ。
味噌を揚げて、ヘイお待ち!ではない。なのに味噌カツ。
オマケにこいつら、ロースカツの場合は味噌カツ、ヒレカツに味噌かけると、味噌ヒレカツって、わざわざ「ヒレ」カツつけるんですよ、これが。
ヒレっていうか、フィレっていうかね。
#ブとヴの違いみたいな
ちょっと脱線しますけど、発音ですよね、こういうのは。
デジャブとデジャヴとか。
サステナブルとサスティナブルとか。
ワンアウトとワンナウトとか。
ゴジラとゴズィーラとか。
って事は、ブタとヴタもいけんのかな?
#それはいけません
チキンフライならユーキャンフライかな?
#やかましいわ
まとめてみると、トンカツはカツの代表格であり、一般的にトンカツと言えばロースカツ。ヒレは高級なので、敢えてヒレカツ。
チキンはチキンカツで一本化されているが、モモか、ムネか、を聞く権利はある。
ビーフカツレツは、どこの部位だ?ステーキにしないでわざわざ揚げるわけだから、おそらくフィレだろう。
ビーフだとフィレはしっくりくるけど、トンカツはヒレだよなぁ。何だか高い安いで使い分けるみたいでシャクだけど。
同じプロセスだけど、アジやエビやイカなどの魚介類はフライを用いる。
以上のことから、魚介類はフライで肉類はカツってことになりそうだ。
ちょっと待て。
マグロは・・・マグロカツという。
何故だ?
マグロは魚介じゃないのか?赤身だからとか、そういう訳か?
そして新事実、エビカツバーガーなんてものもある。
なんだそれは?
エビカツって、肉っぽい四角形に成形されてるから、カツなのか?擬態ならカツに昇格できるのか?そもそもカツが上でフライが下なのか?
#落ち着け
さらに、だ。
エビカツと形はほぼそっくりの「フィッシュフライ」という代物もある。
やっぱり魚介はフライじゃないか。形成して擬態化しても、フライじゃないか。
もはや肉と魚の問題じゃない。何が正しくて何が間違ってるのか、夜の校舎窓ガラス壊してまわる勢いだ。
ここで更に悪い情報だ。
野菜になると「揚げ」になる。
なぜフライにしないのか。
ナスのハサミ揚げとか。肉挟んでるのにカツじゃない。野菜が強いからなのか?
挙げ句の果て、ピーマンの肉詰めフライはもはや意味不明となる。
フライは魚介類の代名詞だったのではないのか?肉挟んでもフライなの?
アイキャンフライもアリなの!?
#それは無しで
完全なる、カオス。
最早解読不能のカオス。
カオスなのかケーオスなのか、混沌としないでハッキリしてくれ!
#上手いと思っている
フライとカツと揚げ、何がどうなってるんだ!
そんな中。
息の根を止めかねない一つの閃光が。
ジャガイモとひき肉を混ぜて、揚げると。
「コロッケ」になる。
なんて日だ。
アジフライ、アジカツ、アジ揚げ、アジッケ。
トンフライ、トンカツ、トン揚げ、トンッケ。
コロフライ、コロカツ、コロ揚げ、コロッケ。
もうどれでも良くないか?美味しけりゃ。
#投げやり
ここから先は想像の世界。
「カツ」はカツレツの略称で、厚みや歯応えのあるものにつけていると思う。カットレットとかが語源と推察。
「フライ」は、カツ以外の衣をつけて揚げる揚げ物達の総称。揚げる→凧揚げなどの上がるから、Fly、フライとなったんだと推察。要はアイキャンフライ。
#くどい
「揚げ」は、フライの日本語。唐揚げなどから、パン粉を用いずに簡易的に揚げるんじゃないかと推察。
「コロッケ」は、コロッケ男爵が作ったか作らせたかしたんだろ、きっと。
#コロッケの扱い
はい。そういう訳でして。これからGoogle先生に正解を尋ねる事に致します。ようやく、長年の疑問が解決します。多分あってるだろう。
下記が答え。
日本のフライ料理は英語の deep fry に相当する。同じ揚げる調理法でも、食材が野菜や魚貝類の場合には「フライ」と呼び、豚肉・鶏肉・牛肉などの場合は「カツ」と呼び分けるのが普通である。ただし、スコッチエッグフライ、レバーフライなど、肉料理の中にも「フライ」と呼ばれるものがある。
豚カツを代表とする「カツ」の調理法と同様であり、魚のフライを「魚カツ」・「フィッシュカツ」、小エビを使った「エビカツ」と呼ぶ例もあるなど、関連性が見られる。。
つまりは、雰囲気みたいなものだ。
コロッケは、コロッケ男爵とは無関係だった。
結論は、調べなくても全く問題なかった。むしろ曖昧過ぎて自分が正のような気さえする。
秘すれば花なりとは、まさにこの事であろう。知らない方が良いこともある。
そんな事を考えながら、僕は今日もアジフライ定食を食べたりして、ぼんやりと「みどみどえっくす」や「レジャーランドすえつな」に想いを馳せるのです。
では、そういう事で。